会いたい…3

いつ帰るかわからない由樹との離れ離れの生活…。
ホームで一人うずくまり泣いてしまった。
付いていけばよかった。
後悔だけがあたしを襲う。
家に帰っても涙が止まらない。
会いたい…何度となく繰りかえされる言葉。
二、三日は泣いていただろう。
由樹からのメールであたしの気持ちは少し落ち着いた。
『千佳、泣いてないか?俺は今、東京で仕事に慣れるためにがんはってるぞ。千佳も自分のやらないといけない事はちゃんとやれよ。泣いてたら来月会わないぞ。だから早く元気いっぱいのメールがほしい…』
泣きそうになったが我慢して『由樹へ!!泣いてなんかいないよ。由樹に会えなくなるのいやだもん。離れ離れになって由樹の存在がどんどん大きくなっていってるんだ…寂しくなったら電話やメールしたりするからあたしは大丈夫。由樹も泣かずに(笑)体に気を付けてがんばってね。』
メールを送信したあとのむなしさ。
でも泣かないってきめた。
今がんばらないとダメになる…。
来月会える…その日は由樹の誕生日。
何があっても東京に行って由樹におめでとうを言うんだ。
次の日からは笑顔をみせれるようになった。
あたし達の恋愛は何があっても終わる事なんてない。
あたしは由樹を信じてる…

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