予知夢
-37-
「安曇!」
「結羅姉!…でも、どうして?」
結羅姉の肩越しに部屋を覗くと、聖と神奈が手を振っているのが見えた。
そして、ベットに横たわる晃兄…
(えっ!晃兄!!?)
「安曇が突然に消えてしまってから、襲兄さんが私たちを訪ねてきて…」
「お前がさらわれた理由ははっきりしているんだ。」
「え?」
いつの間にか襲兄が後ろにきていた。
「私もその理由を聞いて、あなただけじゃなくみんなが危険だと思って。」
「…一体何なの?」
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