記憶
―20―
部室にたどり着いた二人はカメラをセットした。
「本当に何か写んのか?」
浅木はブツブツ文句を言いながら、窓から見える旧校舎をバックに写真を撮る。
カシャ。
と、そこへ背の高い男子生徒が入ってきた。
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