暗躍の蝙蝠
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「諦めるわけにはいかない………。あの能力、あの技は。何よりも今は優れた人材が必要だ。」
アルはベットの上に座り、何も反応しないスペリスの頬をなぞった。
「そうですか…アル様。そんなにこの男を…。それならばアデリーヌも我々の仲間にしたらいかがでしょうか?」
「さっきも言っただろうアデリーヌは処分されたんだ!!!」
アルはアルバに怒鳴り付けた。
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