Death
―76―
しばらく話していると牢屋の柵が開くような音と共に廊下を歩く足音が聞こえてくる。
「おまえが死神か…」
30〜40ぐらいの男性が二人の側までやって来た。
「あなたは?」
風は近づいてくる男性に訪ねた。
「私はミズキという…。君は確かフウだったな…アマトからきいているよ」
ミズキと名乗る男性は死神の目の前にしゃがみこんだ。
「君はレイとエフの子供か…」
「…レイ?エフ?知らないな」
彼はレイと言う人物もエフ人物も知らなかった。
「…そうか…アクアの国で生まれたと思ったが気のせいか…」


次へ
TOP