Death
―72―[地下四階]
「死神!!ごはん持ってきたよ!!」
風はお盆にパンとスープをのせて地下の牢屋まで運んできた。
牢屋の鍵を番人に開けてもらい、中に入った。
「また来たのか・・・。」
入った途端に死神が口を開く。
「・・・今日はもしかしてセカンド?それともフィフス?」
壁に鎖で張り付けられ座っていた死神に話掛ける。
この一週間。風は毎日、毎食死神に食事を届け話していた。
彼は知っているかぎり五つの人格を持っていた。そして名前がなかったらしいので風は勝手に名前を付けていた。
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