Death
―40―
風を呼んだのは赤い長い髪を後ろでまとめあげた、背の高い女性だった。

「なんで私の名前を・・・。」

突然見知らぬ女性に声をかけられたの彼女はとまどっていた。

「私はアマトの姉のサラですよ。アマトからあなたのこと聞いてますよ。」

彼女がサラ!?
アマトとは違って冷静でしっかりしてそうな女性だった。

「今さっきアマトがここにいたけど・・・また呼び出されたみたいで、慌てて出ていきましたよ。」

風はアマトと言う言葉で、アマトが落としていった書類をサラに手渡した。


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