Death
―37―
「どうしたんだ?こんなところで・・・・?迷子にでもなったか?」

アマトは笑いながら風に訪ねた。
しかし彼女は何も答えなかった。

アマトなら協力してくれるかも・・・・誰でもいいから協力者を・・・・。
アマトはしばらく黙ったまま風の話を聞いていた。

「たしかに違う国に行けば見つかるかもしれないけど・・・ごめん俺は協力してあげたいけどここでやることがあるから・・・」

頼まれた書類を整頓し、立ち上がった。

「もしかしたら姉さんが知っているかも・・・。名前はサラで、いつも図書室にいるから、聞いてみるといいよ・・・」


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