Death
―26―
「失礼します」
入ってきたのは黒いドレスに白いエプロンを身に付けた風より少し年上の女性だった。
「お目覚めになられましたか・・・」
彼女は机の上に持っていた食器をのせる。
彼女の名前はライスと言い、ここでいろいろな人の世話をしている人だった。
風はライスと年が近いせいかすぐに彼女と親しくなっていった。


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