Death
―20―
少女は何かにおびえていた。
・・・ただひたすら光を求め走る。

「いやだ!!何で私だけが・・・。苦しいよぉ・・・。」

暗闇の中、助けを求めてひたすら走り手を伸ばす。
すると手が何かに触り少女は反射的に握りしめた。
握った瞬間周囲は目が開けれないほど明るく照らす・・・。
少女は呼ばれた気がして目をうっすら開けた。

「オイ・・・大丈夫か?」

赤い髪と赤い目の青年が自分の顔を心配そうに覗いていた・・・。


出会い編終了
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