Death
―17―
赤い泉は物音はしない。
彼の左手には青白い光りに包まれた少女・・・右手には大鎌・・・。
雪の様に白くやわらかい肌に対照的な黒く長い髪・・・
彼は彼女の頬に触ろうとした。
ーーーーが自分の手が赤くなっていることに気付く。
(俺の手はもう血まみれなんだ・・・彼女の側には・・・)
少女を寝かせ自分のマントを少女にかけた。
「俺にはおまえが帰る方法がわからない・・・。それに俺といると・・・」
彼は何も言わず森の奥へと入っていく。
月光があたりを静かに照らしていた。
そして手にはピアスが置かれていた・・・
青く光ピアスと赤い唇・・
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