闇の歌

―5―
いつもどおり朝が来て夜が来るそんな変わりの無い一日が僕は好きだった。

「さぁて食事も終わったから、ちょっとまた仕事に行ってくるね。ちゃんと寝てなきゃだめだよ」

僕は母をベットの部屋に連れていき窓を開け荷物を整えた。

「今日は冷たい風か吹いているわね・・・」

母は窓から顔を出し僕に話掛ける。

「じゃあ行ってくるね。」

僕は母を一人家に残して仕事に向かった。

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