闇の歌
―19―
黒衣を全身に身にまとい、逆光で体が輝いて見える。 金色の目が僕の全てを知っている様に感じた・・・。
「俺に付いてこい!!今までのような辛い生活はない、楽になれる。力も知識も名誉も手に入る。」
彼は僕の前に手を差し伸べた。
僕はすでにこの世には未練はなかった・・・どちみち明日にでも消えてしまいそうな命・・・。
僕は彼の手を取った。
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